単行本は売上1億5000万部を突破し、公開された映画は404億円と日本歴代興行収入第1位を獲得し、社会現象まで起こした作品が「鬼滅の刃」です。
老若男女に愛され、普段アニメを見ない人たちにも「鬼滅の刃」という作品は知られています。
今回は数々の記録を作った「鬼滅の刃」のあらすじや魅力を解説し、「鬼滅の刃」に似た作品を5選ご紹介します。
鬼滅の刃に似た漫画
僕のヒーローアカデミア 堀越耕平(未完、既刊37巻)
「鬼滅の刃」と同じく週刊少年ジャンプにて連載されている作品で、平凡だった主人公が努力を重ねて強くなっていく過程が魅力の作品です。
主人公のデクは、憧れのヒーローから受け継いだ強大な力をすぐには使いこなせず、力を使うたびに大けがをしてしまいます。
それでもあきらめずに真摯に努力する姿には毎回心打たれます。
作品の世界では正義と悪がはっきり2分されていますが、本当にそれははっきりと2分されるのか、というところも「鬼滅の刃」に似ています。
鋼の錬金術師 荒川弘(完結、全27巻)
作品のジャンルがダークファンタジーであることや、主人公が兄弟で、弟(「鬼滅の刃」は妹)を人間に戻すことを目的としているところなどが似ている作品です。
特に命や戦うことについて考えさせられる作品であり、深く作り込まれた世界観に浸れるところもおすすめです。
D.Gray-man 星野桂(未完、既刊28巻)
人の魂を宿した兵器、AKUMAとの戦いが繰り広げられる世界ではAKUMAは殺戮兵器として認識されています。
しかし主人公のアレンはAKUMAに宿った魂を見ることができるため、魂に寄り添い浄化する心優しいところが、「鬼滅の刃」と似ている作品です。
HUNTER×HUNTER 冨樫義博(未完、既刊37巻)
主人公のゴン=フリークスは、亡くなっていたと思っていた父親を探すため、自分の夢を叶えるためにハンターとなります。
物語として大きく似ている点はあまり多くはありませんが、「鬼滅の刃」が制作される中でHUNTER×HUNTERは参考にした作品として挙げられています。
惑星のさみだれ 水上悟志(完結、全10巻)
言葉を喋るトカゲや鶏やカマキリといった不思議な生物から、世界を守る騎士として選ばれた主人公たちの物語です。
物語の序盤は突拍子もない設定に驚きますが、戦いの中で主人公たちが直面する困難は辛くも、心が優しく、背中を押してくれるような作品です。
似た漫画を読む前に復習:鬼滅の刃のあらすじ(ネタバレなし)
家族を鬼に殺され、唯一残った妹も鬼にされた主人公、竈門 炭治郎(かまど たんじろう)は、妹を人間に戻すため鬼殺隊(きさつたい)に入隊し、鬼との戦いに挑みます。
炭治郎が個性的な同僚や柱と呼ばれる上位の隊員と交流と努力を重ねながら、強くなっていく過程が見どころの一つです。
似た漫画を読む前に復習:鬼滅の刃の魅力:どこまでも優しい主人公
主人公である炭治郎は5人兄弟の長男で、面倒見が良く、心優しい努力家です。
家族を殺した鬼に対してもその優しさは発揮され、命が尽きて灰になっていく鬼の手を取り悲しむ描写まであり、鬼も最後に炭治郎の優しさに触れて救われ、涙を流します。
人を殺すという行為に対しては怒りを持つ炭治郎ですが、鬼にも鬼になる以前の人間だった頃があり、世の中の理不尽に飲まれた結果、鬼になってしまいます。
ただ幸せに生きたかった鬼の心に寄り添い、人間だった頃の本質が炭治郎によって思い出される描写は、心にぐっとくるところが鬼滅の刃の魅力です。
まとめ
世界的大ヒットを記録した「鬼滅の刃」は、多くの人に力を与える作品です。
人気作品であることから避けていた人は、ぜひこの機会に「鬼滅の刃」や似た漫画を読んでみてはいかがでしょうか。