「彼方のアストラ」は2016年に連載が開始され、当時低迷していたジャンプ+の人気を上昇させた作品と言われています。
連載開始当初はあまり注目された作品ではなかった「彼方のアストラ」ですが、緻密な伏線と「SKET DANCE」の作者でもある篠原健太先生独特のギャグが絶妙な作品です。
今回は伏線が緻密に散りばめられた「彼方のアストラ」のあらすじや魅力を解説し、「彼方のアストラ」に似た作品を5選ご紹介します。
彼方のアストラに似た漫画
SKET DANCE 篠原健太(完結、全32巻)
学園生活支援部、「スケット団」に所属する3人組が、相談やトラブル解決を部活として行いながら過ごす日々を描いています。
篠原健太先生の初連載作品でシリアスになった雰囲気など、「彼方のアストラ」と通ずる部分が多々あります。
ウィッチウォッチ 篠原健太(未完、既刊9巻)
鬼の血筋であるモリヒトが、世界を滅ぼす力を持つ幼なじみで魔女のニコを仲間たちと守りながら、普通の生活を送ります。
シリアスな部分もありますが、「彼方のアストラ」と比べるとギャグが多い作品で、また挑戦的な連載作品です。
AGRAVITY BOYS 中村充志(完結、全7巻)
絵柄や作品の題材が宇宙であること、また「彼方のアストラ」のアニメと同時期に連載されていたことから、似ていると言われる作品です。
しかし題材などは似ていますが、同作品は全編ギャグに振り切っており、全く違う作品ではあるものの面白いのでおすすめです。
進撃の巨人 諫山創(完結、全34巻)
「その日、人類は思い出した」という物語の始まりを聞いたことがある、キャラクターを見たことがあるといった方は多いかと思います。
社会現象を巻き起こした進撃の巨人も伏線が巧みに隠され、物語のどんでん返しが魅力の作品です。
破壊神マグちゃん 上木敬(完結、全9巻)
伏線が多い作品ではありませんが、破壊神と言われる見た目がメンダコのような生物と、ただの少女が心を通わせていきます。
人間のことを知らないマグちゃんが徐々に理解していく姿は微笑ましく、ラストシーンには涙ぐんでしまう作品です。
彼方のアストラのあらすじ
物語は西暦2063年、主人公たちは地球とは違う惑星で5日間を過ごすという惑星キャンプに参加します。
しかしキャンプ開始直後、謎の球体によって宇宙空間へと投げ出されて帰還困難な状況に置かれた主人公たちでしたが、惑星を経由しながら帰還する決意をします。
一見絶望的な状況に思えますが、篠原先生独特のギャグが挟まれることでテンポよく読み進めることができる作品です。
彼方のアストラの魅力:大々的だけど気づかない伏線
上記もいたしましたが、時にはノリと勢いで面白く書かれているようなギャグも、後ほど伏線として回収されることがあり、なるほどと膝を打ってしまいます。
また、5巻と短い作品であることも相まって、一度最終巻まで読み切ってすぐに1巻へ戻って読み返したくなるような伏線が「彼方のアストラ」の魅力だといえます。
まとめ
「彼方のアストラ」は5巻という短い物語の中で伏線とギャグが散りばめられ、そして人間関係について深く掘り下げています。
すべての出来事に伏線が含まれているといっても過言ではないため、読み切った後すぐに読み返したくなるような作品です。
興味を持った方はぜひ、「彼方のアストラ」を読んでみてはいかがでしょうか。